■ HDDが突然壊れた話 2021-08-29
こんにちはジョーです。
少し前ですが外付けHDDが故障しました。
重要なデータはPCに保管、バックアップ用のHDDのデータは無事でしたが、復元ソフトでデータ復旧が実質不可だったため、バックアップHDDの差分の期間のデータが消失しました。
反省する点としてSMRのHDDの採用した際のリスクを低く見てた点と、大容量になると復元ソフトの復旧は厳しくなる認識が不足してた点です。
・SMRのHDDの採用
HDDもテクノロジーの変化があり、近年大容量のHDDの一部ではデータの書き込み形式にSMRを採用した物もあります。従来の書き込み方式であるCMRよりディスク高密度にディスク面にデータ保存できるようになったため、同じ容量のHDDなら従来のCMRに比べて価格が安いという一番大きいメリットがあります。
今でも価格差は1.5倍程度差があり、当時は2倍近く差がありました。
デメリットはキャッシュメモリに纏めてからデータを一気に書き込む性質のため、細かいファイルの連続書き込みやキャッシュメモリの容量を超える大量のデータのコピーになるとCMRに比べて速度が落ち、その際転送グラフに独特の波が発生して、データ転送が一時的に停止したように見えます。
コピーが失敗かもと視覚的に錯覚する点が精神的によろしくないです(笑)
上記の性質のためOS起動用には適さない(OS起動用なら今はSSDがあるのでHDD自体が適するかといわれると微妙ですが)、外付けHDDなら上記のデメリットよりメリットが上回ると判断して購入しました。
・復元ソフトでデータ復旧が実質不可
故障すると従来のHDDと仕組みが異なるためか復元ソフトが有効に働かないケースもあり、ファイルの破損率が結構多く、故障原因の影響もあり、解析時間が膨大にかかる印象でした。
時間についてはCMRでも大容量だと時間がものすごくかかるので、SMRが原因と断定できませんがHDDが壊れたら復元ソフトで復旧する流れは通じなくなってきたと実感しました。
今回はダメでしたが軽い論理障害などソフトで復旧できるケースは今でも結構あるので復元ソフト自体は今でも十分役に立つとは思います。
HDDとHDDケースを買い替え、結局CMR形式にしました。
コピーの際のグラフが一定なのは安心感あります(笑)
こまめなバックアップが一番有効だと再認識させらせる出来事でした。