■ 避難所生活 2020-01-11
タブクリアです、明けましておめでとうございます。
残念ながら、昨年も災害の多い年でした。特に台風の被害が大きかったですね。
このたびの台風により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
私は、多摩川とその支流の近くに住んでいることもあり、今回の台風19号では、人生初の避難を経験しました。昨年転居したものの、近くでの引っ越しで、この地域には15年以上住んでいます。ハザードマップ上では、私の家は50cmの浸水地域になっています。多摩川の氾濫の恐れで実際に避難指示が出たのは初めての経験でした。
台風当日は、朝から大雨が続いていたのと、ニュースで早い段階から危険性が報道されていたので、自宅でテレビとインターネットを見続けていました。
早くも朝の時点で、神奈川や東京の一部の河川は氾濫危険水位に達しているという状況でした。私が特に注視していたのが、ヤフーの洪水情報です。これはハザードマップ機能も連携されており(地図の右上にある「浸水想定区域」をクリック)、状況把握に役立ちました。とは言え、夕方までは避難は考えていませんでした。
避難のきっかけは、家の目の前の支流が多摩川の合流部付近で溢れたということが、ツイッターに写真付きで投稿されていたことでした。さすがにこれは危険かも、ということで、ひとまず飲料水と非常用ラジオ、着替えを持って避難所(近くの小学校)に向かいました。
マスコミ報道では、取材力に限界がありますので、地元に住んでいる人がSNSで直接発信している情報の有用性を実感しました。実際、SNSで被害が報告されている地域でも、マスコミ報道は翌日以降になってから、という地域も多かったようです。
避難所はかなりの混雑でした。体育館や校舎の1階は、川に面している都合上、避難所として実質使えませんので、校舎の2階以上の教室が避難所として使われていました。それでも、教室に入りきれない人たちは廊下や階段で過ごしていました(後に教室を追加で開放)。私は追加解放された部屋に入り、一晩過ごすことにしましたが、地域住民の全員が避難してきたら、とても入りきれないのではないかと思いました。
実際に避難してみて気づいたこととしては、
- 教室の床に直接座ることになるので硬くて冷たい。レジャーシートは必須。
- スマホや携帯の充電は難しい(コンセントが少ない)。モバイルバッテリー等を用意すると良い。
- 子供の泣き声や大人のいびきがどうしても気になる。耳栓があったほうが良い。私は非常用ラジオをイヤホンで聴いていましたが、それでもかなり気になりました。
- 食料や飲料水などは自宅に備蓄しておき、避難時は持参する。
- 災害用毛布は避難所に用意されているが数が足りなかった。ひざ掛け毛布程度で良いので持参したほうが確実。
今年は災害の少ない年であってほしいものです。とは言え、災害は起こるもの、と考えて備えておくほうが正しい対応でしょうね。その際に、この投稿が少しでも参考になれば幸いです。
それでは、本年もBREASTOをよろしくお願いいたします。