■ ストップ風疹 2019-09-22
タブクリアです、こんにちは。
最近の私の記事は、電気代関係か健康関係の話題ばっかりだったのですが、懲りずに今回も健康関係の話題で…。
数か月前のことになるのですが、居住地の市役所から「風しん抗体検査・クーポン券」という封筒が郵送されてきました。開けてみたところ、抗体検査用、予防接種予診用、予防接種用の三種類のクーポンと、それらの使い方についての説明が入っていました。
このクーポンは、「昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性」を対象に、風疹の抗体検査と予防接種を無料で実施する、というもので、私も対象に含まれていたわけです。細かい背景は、厚労省のページに載っているのですが、要点としては、以下のようになるでしょうか。
①風疹は感染力が強く、咳やくしゃみなどの飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染を感染経路とするため、満員電車でくしゃみをする、咳をした手で自宅のドアノブを触るといったことでも、簡単に感染させてしまう可能性がある。
②妊婦が罹患すると、先天性風疹症候群(CRS)を引き起こすことが知られている。CRSとは、風疹のウイルスに感染した母親のお腹にいる胎児もウイルスに感染することによって、出生児が難聴、先天性心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などを発症すること。感染力が強いため、周りにいる妊娠中の女性に感染させてしまうことがある。
③昭和54年度以前に生まれた男性は、風疹のワクチンを定期接種する機会が全くなかった(当時は女性のみ学校で集団接種していた)。
④そのため、この年代の男性らが感染源となって職場等で広まり、風疹の集団発生が報告されるようになった。
クーポンは居住している市区町村から送られてくるのですが、国の事業なので、居住している市区町村の医療機関以外でも受診できます。対象の医療機関は上記ページで検索できます。また、職場の集団検診にクーポンを持参することで、抗体検査を受けることも出来るそうです。
私も早速、かかりつけの医院で受けてきました。
まずは、抗体検査を受けるところから始まりますので、抗体検査用のクーポンを持っていき、問診票を書きます。問診票の内容としては、過去に風疹に罹ったことがあるか? とか、予防接種(混合ワクチン含む)を受けたことがあるか?とか質問があるのですが、記憶にある範囲ではどちらも心当たりが無かったので、念のため母親に聞いたところ、私の場合、罹ってもいないしワクチンも受けてないとのことでした。
私の場合、母親が健在なので難なく答えられましたが、確認できない場合はどうするのか、ちょっと疑問が…。抗体の有無を調べる検査なので、確認できない場合はひとまず検査する、ということになるのでしょうね。
問診票記入後、抗体検査のために採血してもらいます。結果はその場で出るわけではないので、改めて聞きにくる必要があります(私が検査した医院では、数日掛かるとのことでした)
後日、検査結果を聞きに行ったところ、私の場合は、抗体がありましたので、予防接種はしなくて済みました。私も母親も風疹に罹った記憶はない、という話を医師にしたところ、感染しても発症しないことがあり、そういう場合にも抗体は出来るそうです。
理由はともかく、抗体があるということがわかったので、ひとまず風疹に関してはこれで一安心、ということになりました。
対象の方、抗体検査および予防接種の期間は、2022年3月31日までとなっていますので、忘れずに、早目に受けましょう。
なお、クーポンの郵送対象年齢は、市区町村により異なるようです。年代ごとに時期をずらして発送している所もあるようなので、対象年齢なのにクーポンが来ない、という方は、お住まいの市区町村に問い合わせてみてください。
それでは。