USBの規格の話 2017-05-13

こんにちはジョーです。

久々にITの話になります。
最近USB3.0を使う機会が増え、2.0より速度の向上の恩恵を感じるこの頃です。
最近はUSB3.1も出てきて、USBで覚えておかないといけない知識が増えてきたのでまとめてみました。

・USB1.1
機器としては絶滅したが、稀にUSBメモリ(2.0対応)を接続時「さらに高速で実行できるデバイス」と表示が出る場合で動作するモードとして生き残っています。
大抵は接続不良で一時的に出るメッセージですが、頻繁に出るようになったら大抵はUSBメモリのコントローラの故障の前兆なので買い替えをお勧めします。
XP時代に初回接続時にこのメッセージが出てしまった場合は接続したホストコントローラーのドライバを一旦削除して再接続すると回復するテクニックもありましたがVista以降この症状はなくなりOSの進化を実感します。

・USB2.0
3.0対応機器も増えましたが現役です。
規格の出た当初は非常に高速に感じる規格でしたが、データの大容量になり3.0に比べると体感的に遅く感じるようになりました。
HWの進化を実感します。

・USB3.0
端子の色が基本青なのが特徴ですね。
2.0に比べ大容量のファイル転送ではその差をはっきりと感じます。
2.0との互換性もありデメリットはほぼないですが、特定の3.0ケーブルを2.0端子に接続するとパソコンの電源が落ちるトラブルなどが過去にはありました。
古めの3.0機器を扱う際には覚えておいてもいい知識になります。

・USB3.1
最新のノートパソコンに搭載しているものも見かけます。
3.0との互換性はあるが形状が従来と異なりType-Cのため、従来のStandard-Aの機器を使用する場合は変換アダプタを使用しないと従来の機器が使えません。
USBポート数に限りがあるモバイルノートではStandard-Aのポート数が減って不便に感じるケースもあるのでパソコン購入時、搭載USBポート数に注目するのがおすすめです。

速度も3.0よりも高速ですがここがメリットに感じるかは扱うファイルの量次第です。

一見3.0に比べてメリットが薄い印象ですが将来的に普及はほぼ確実だと思います。
理由は速度の向上やType-Cのリバーシブル接続可能な点よりも電源供給量の増加でスマホやタブレットの充電がUSBで出来るようになる点と電源端子を兼ねられるため、電源差込口の規格がUSB3.1で統一される点でACアダプターの小型化や共通化貢献すると予想されます。

これまでのUSBの進化とは異なるUSB3.1はメーカーの採用も積極的なため徐々に普及すると思いますが、普及スピードの鍵を握るのはAPPLEがiPhoneやiPadでLightningを廃止してUSB-TypeCに置き換えるとiPhoneの充電需要でUSB3.1の普及が加速すると思われます。

パソコンの最新規格の普及のカギを握るのがスマホの時点でスマホの進化を感じます。

USBは一時期はWUSBの規格も出る可能性がありましたが標準の規格として普及しなかったため、無線はWi-FiやBluetoothに任せUSBは有線接続のスタンダードとして今後も時代と共に変化していくと思われます。


以上、ジョーでした。


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