こんにちは、ケバブ人です。

今回は家庭で発生する害虫について書いてみたいと思います。

我が家は築40年近くのボロマンションです。今のような冬季~春季の間は基本的に害虫は発生しないのですが、夏~秋はひどいです。やらしい順に書いていきます。

1. アンダソンハエトリ

なんか外国人みたいな名前で馴染みが無さそうなヤツですが、多分一般家庭によく居ると思われる、1cm以下で足の短いピョンピョン跳ねる黒系のクモです。

ハエトリグモの一種で、一般的なクモの巣は作らず家内を歩き回っています。他の虫を食べるため一応益虫ではあるのですが、なにせ人間の足元やら寝床やらどこでも歩きまわるため、気をつけていないと踏んだり潰したりしてしまい、結構気になるヤツ。寿命は1年位らしいので、ちょいちょい見かけるのであれば恐らく同じ個体。

[ 対策 ]
一応益虫ということで基本放置しています。「G」の幼虫も食べてくれるとかなんとか・・・。

忌避はしたいなと思い、実験的に薄荷脳を無水アルコールに溶かした液体をスプレーしたことありますが、数分フリーズすることを確認しました。薄荷を振り撒いておけばどうしても来てほしくない場所にはいいかも?


2. チャバネゴキブリ

茶色の憎いヤツ。うちの場合は黒くてデカいヤツは基本的に外来の一見さんなのでもし出ても気にしないのですが、こいつは高確率で同居人。特に小型のが出たらそれは子供で、子供は移動距離が少ないらしいのでもうダメです。※但し子供は形や模様が成虫と異なるので気付かない人多いかも。子供は羽が未完成でちょと丸っこく、黒目のボディで背中に縦に茶色の模様が入っている感じです。

水さえあれば1ヶ月は断食できるらしい、いざとなれば髪の毛やら木やらなんでも食べるらしい、数mmの隙間さえあれば忍び込める、環境面での対処が難しいヤツ。

夏場は月に数匹出る勢いでした。生ごみは密封ゴミ箱に入れたりしていたのになぁ。あまりに憎くて、生態を調べるために飼育しようかとすら考えました(いざ見かけると焦って殺してしまうので断念)。

[ 対策 ]
罠餌一択。これまでは、家内の様々な隙間をコーキングしたり、ゴキブリがいなくなる系のスプレーをしたり、水場やゴミ箱に薄荷スプレーしたり、柑橘系アロマミスト焚いたり、いろーいろしましたが、全く効果は感じられず笑。年間2万円は無駄に投資していました。

逆に誘き寄せてしまうのでは?という懸念から最終手段として避けていた罠餌ですが、これを置いてから数年、一度もゴキブリを見かけていません。

うちで使っているのはアース製薬の「ブラックキャップ」という商品です。アース製薬様まじで感謝。周りの話を聞く感じだと類似商品であれば大体効くらしく「ほぼ見かけない」そうです。


3. チョウバエ

我が家で最大の難敵。逆ハート型の憎いヤツ。家以外だと各所トイレやレストランでよく見かけるヤツですね。

名前に蝶やら蝿やらついていますが、蚊に近い種類だそうです。水場の髪の毛や汚れから成るヘドロ状の汚れ(スカム)に沸きます。成虫は確か食事はしないで交尾だけ。卵は数日で孵化して成熟するまで2週間くらいのサイクルです。

うちでは夏季初め~秋季終わりまでと長期間大量発生します。1日数十匹は退治しているのにそれが毎日です。一般的には風呂釜の下部分や排水口に沸くらしいですが、うちの場合は風呂場にある外直結の窓からが9割です。

こいつの厄介なところは蚊用の殺虫スプレー効果が薄いこと、適当にスプレーするだけだったり、ワンプッシュ式蚊取り線香とかではどうにもなりません。また、一般的に売っているチョウバエ忌避の吊り下げるようなヤツとかは一切効果がありません。それに止まることすらあります笑。

[ 対策 ]
これは我が家の事情特有ではありますが、まず出現するのは風呂場オンリー。なので出る季節は風呂場の窓を一切開けません。半年くらいは締め切ります笑。代わりに部屋側の扉を空けて、タイマー式のサーキュレータ等で乾燥させます。幸い家自体の湿気はあまりないのでなんとかなります。

これで9割カット。残り1割は恐らく風呂釜下か排水口から。排水口からはなんか風が吹き上げているような状態で、つまり封水・排水トラップが無いので、どうしようもありません。夏場は一応排水口のキャップ的なものを被せますが、効果はいかほどか・・・。

なので風呂釜下の掃除を頑張ります。うちのは4本足の風呂釜を置くタイプ。1年もすると風呂釜下は髪の毛が大量に漂った状態になります。これは風呂釜のエプロンを外して漂う髪の毛を全部回収(両手でギリギリ掴める程度の塊位あります)。

でもってカビ取り、排水口のキャッチャー部分にサランラップをかけて蓋をします。風呂釜の隙間や足元からハイターの類を流し込みます。水を流して風炉釜の下を水没させます。これで数時間放置してからサランラップの蓋を取って洗い流す。

以上の工程でチョウバエはほぼ全滅、たまに迷い込んでくるのか見かけることはあるけど、せいぜい1日数匹。これくらいなら数十匹に比べて全然OK。


番外. 紙魚

今の家になって初めてみかけたレア害虫。数年に1度くらいかな?本の糊を食べるらしい紙の魚と書いて「シミ」と読む虫。古い時代からあまり変化の無い虫らしく、湿気に敏感らしい。ただ、動きが超俊敏で、グイングイン動くから退治が難しい。目を離すともう居ないかも。

[ 対策 ]
除湿機置くのが良さそうだけど、そもそも滅多に出ないから特に無し。

いざ出たらスプレー探す暇は無いので目線は虫を捉えつつティッシュを何重かにして潰すしか無い。グイングイン変則的な軌道を描くので結構頑張らないといけない。



というわけで、害虫とその対策についてでした。近い地域(関東)、似たような環境の方にはお役に立てるのではないかと思います。

以上、ケバブ人でした。


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